スバルのAWDシステム、X-MODEについて。
レガシィアウトバックやフォレスターなどのスバルのSUVに搭載されます。
悪路走破性能を秘めた、本格的なオフロードAWDです。
目次
X-MODEの搭載車種
これがレガシィアウトバック
こっちがフォレスター
これら2車種はともにアクティブトルクスプリットAWDが搭載されます。
アクティブトルクスプリットAWDは、前後のトルク配分が70:30になっていて、FF寄りのセッティングになっています。
FF寄りのセッティングににょり、オンロードでのハンドリングよりも、走行安定性や、悪路の走破性に重点を置かれています。
アクティブトルクスプリットの詳細は、以下の記事をご覧ください。
X-MODEの基本動作
雪道などでタイヤが空転した場合、X-MODEをオンにすると制御が介入し、エンジン、ブレーキ、AWD、VDCを制御し、スムーズな脱出が可能になります。
普段の用途では全く使う場面がありません。
スキーに行くときや、オフロード走行を行う時に役に立つ装置です。
ヒルディセントコントロール
砂利道や雪道の滑りやすい下り坂でX-MODEをオンにすると、一定車速を維持するヒルディセントコントロールが装備されます。
滑りやすい路面でのブレーキ操作は非常に危険で、運転技術が要求されます。
アイスバーンの下り坂など、とてつもなく危険な状況の場合、
X MODE搭載車では、ヒルディセントコントロールをオンにすれば、一定車速で自動制御で突破してくれます。
ブレーキ操作によって、スリップする危険性もありません。
X MODEはあらゆる道を突破するためのAWD制御システム
以上のように、X MODEは、あらゆる道を走破するためのAWD制御システムであることが分かっていただけたと思います。
特にフォレスターの場合はエンジンが280馬力の直噴ターボ”DIT”エンジンが搭載され、
スバル独創の水平対向エンジンとシンメトリカルAWDの組み合わせ、
安定性重視のアクティブトルクスプリットAWD、
そしてX MODEを搭載し、
あらゆる道を突破する性能を秘めています。
スバルのAWDシステムのラインナップの中で、最もオフローダーなAWDと言えます。
スバルは他にもAWDシステムが存在します。
DCCD-AWDやVTD-AWD、そしてビスカスLSD(リミテッド・スリップ・デフ)付センターデフ方式AWDなどです。
これらの他のスバルのAWDシステムについては、以下の記事をご覧ください。