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今回は、アイサイトXについて紹介します。
アイサイトXは、アイサイトver.3+ツーリングアシストのシステムに、コネクティッドな機能を追加するものです。
つまり、アイサイトXの土台にはアイサイトver.3とツーリングアシストがあり、システムとしては、
アイサイトver.3+ツーリングアシスト+アイサイトX
になります。
アイサイトXは単体では機能しません。
「アイサイトver.3とアイサイトXの違いは?」と尋ねられると、「そもそも異なるものです。」となります。
目次
アイサイトX
アイサイトXは、カメラの広角化に加え、センサーの活用によりカメラの死角をカバーすることによる360°センシングが可能なモデル。
また、衛星とも連携し、3D高精度地図データも活用しながら、運転支援を行います。
ツーリングアシスト同様、アイサイトXも単独では存在しません。
ベースとなるのはアイサイト ツーリングアシストであり、システム的には、
EyeShight ver.3+アイサイト ツーリングアシスト+アイサイトX
という形になります。
ややこしくてだんだん混乱してきそうですが、全ての基本性能がEyeSight ver.3ということです。
当然、さらなる追加機能があります。
スバル公式YouTubeでも機能が紹介されています。
プリクラッシュブレーキ機能
プリクラッシュブレーキ機能では、以下の機能が追加されています。
- 前側方プリクラッシュブレーキ
- 緊急時プリクラッシュステアリング
全方向プリクラッシュブレーキでは、交差点において死角から接近する車を検知して自動ブレーキが作動します。
緊急時プリクラッシュステアリングでは、ブレーキ操作によっての衝突回避が不可能な場合、ステアリングに介入し、障害物を避ける方向にシステムがステアリングを切ります。
なお、緊急時プリクラッシュステアリングでは回避可能なスペースが存在する場合のみ制御が行われ、それらの情報はアイサイトXの360°センシングによって判定しています。
クルーズコントロール機能
クルーズコントロールでは、以下の機能が追加されています。
- カーブ前速度制御&料金所前速度制御
これは3D高精度地図データーをもとに、衛星”みちびき”による高精度な自車位置の特定によってカーブや料金所を認識し、滑らかな速度制御を実現する機能です。
その他の機能
プリクラッシュブレーキ機能、クルーズコントロール機能とは独立して、以下の追加機能があります。
これらの機能は先代EyeSightと似ている部分もありますが、常時作動しているという点が大きく異なる部分です。
- 渋滞時ハンズオフアシスト&渋滞時発進アシスト
- アクティブレーンチェンジアシスト
- ドライバー異常時対応システム
機能の概要は、「渋滞時における小刻みな操作を自動で行うことにより、ストレスを低減するアシストする機能」、「車線変更時に周囲の状況を確認しながら滑らかなレーンチェンジをアシストする機能」、「ドライバーの異常時に安全に車を停車させる機能」となっています。
搭載モデル
アイサイトXの搭載モデルです。
■レガシィ アウトバック
■レヴォーグ
まとめ
ここまで、アイサイトXについて紹介してきました。
アイサイトXは、
- 車のセンシング技術で安全性を確保するアイサイトver.3
- ステアリング操作もアシストするアイサイトツーリングアシスト
に加え、社会インフラとの接続し車を制御する(コネクティッド)技術を追加するものが、アイサイトXになります。
このように、段階的な機能の追加で、だんだんと自動運転に近くなっています。
以上、アイサイトXについて、参考になれば幸いです。