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今回は、シカゴモーターショーで発表された、2020年モデルの新型レガシィについて紹介します。
待望のターボ復活ですよ!
目次
新型レガシィ2020年モデルの動画
SUBARU of Americaの公式動画です。
説明が英語ですが、レガシィのデザインを動画でチェックするのに最適でしょう!
新型レガシィ2020年モデルのエンジン
新型レガシィ2020年モデルには、ターボエンジンと、自然吸気エンジンが搭載されます。
ハイブリッドモデルはまだ登場しないようですね。
FA24″DIT”エンジン
水平対向4気筒 2.4L 直噴ターボ
最高出力:260HP/5600rpm
最大トルク:277lb-ft/2000-4800rpm
FA24″DIT”エンジンは、最高出力が260HPです。
よく見てみると、5台目に搭載された2.0L”DIT”エンジンと比較してみると特性が似ています。
水平対向4気筒 2.0L 直噴ターボ
最高出力:221kW(300PS)/5600rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgf・m)/2000-4800rpm
最大出力および最大トルクの発生回転数が、FA20″DIT”と同じです。
日本にFA24″DIT”が搭載された場合にも、似たような特性のエンジンになることが予想できます。
FB25型エンジン
水平対向4気筒 2.5L
最高出力:182HP
最大トルク:176lb-ft
※2.5Lモデルに関しては、最高出力と最大トルクの発生回転数が不明でした。
2.4Lターボモデル日本導入時の課題
エンジン性能が魅力的な2.4L直噴ターボエンジンですが、日本導入の際にはリニアトロニックの許容トルク面で課題があります。
BR型のツーリングワゴン、B4に搭載された2.0L直噴ターボエンジンでは、300PS/400Nmを出力していました。
2.4L直噴ターボ”DIT”エンジンが日本に導入されれば、当然300PS/400Nmを上回る出力になることが予想されます。
しかし、リニアトロニックの許容トルクは400Nmで設計されています。
したがって、日本仕様の2.4L直噴ターボ”DIT”エンジンは、今までのリニアトロニックにポン付けすることができないため、搭載するうえで課題が残っています。
この点についての対策としては、3つが考えられます。
- リニアトロニックの許容トルクを強化する。
- 日本仕様では、FA20″DIT”エンジンにダウンサイジングする。
- 2.4Lターボのまま、発生トルクを抑える。
このうちのどれになるのかは、日本仕様が発表されるまでわかりません。
新型レガシィ2020年モデルのトランスミッション
新型レガシィ2020年モデルのトランスミッションは、リニアトロニックになります。
公式発表があったわけではないですが、許容トルクの関係上から、ターボモデルがスポーツリニアトロニック、NAモデルがリニアトロニックとなるでしょう。
ただし、日本導入の際には、先述したリニアトロニックの許容トルクの課題があります。
新型レガシィ2020年モデルのAWDシステム
新型レガシィ2020年モデルはAWDです。
AWD方式についても公式からの発表はありませんが、ターボモデルがVTD-AWD、自然吸気モデルがアクティブトルクスプリット方式となるはずです。
歴代のスバルのターボ車には、VTD-AWDが積極的に採用されています。
唯一例外なのがフォレスターのターボモデルで、アクティブトルクスプリット方式が採用されていました。
この点については、フォレスターが滑りやすい路面であっても、安定して素はできる設計にしている点から、AWD方式が選定されています。
なお、VTD-AWDは、駆動力配分が45:55のFR寄りのセッティングとなっており、優れたハンドリングが期待できるAWDシステムです。
アクティブトルクスプリット方式は、駆動力配分が60:40のFF寄りのセッティングとなっており、滑りやすい路面でもFFに近い特性を発揮し、安定して走ることができるAWD方式です。
VTD-AWDとアクティブトルクスプリット方式については、次の記事で詳細をまとめました。
ぜひご覧ください。
新型レガシィ2020年モデルのエクステリアデザイン
次に、新型レガシィ2020年モデルのエクステリアデザインを見ていきます。
まずはフロントから見ていきます。
フロントフェイスはキープコンセプトです。
バンパーにある黒いラインは、フロントに搭載されている水平対向エンジンをイメージしているのでしょう。
落ち着きのある大人のスタイルになっています。
次にサイドデザインを見ていきます。
サイドビューは、ラージセダンとしての風格のあるデザインになっています。
流線型でありながら、重みのあるデザインになっています。
ヘッドライトです。
スバルの共通デザインである、コの字型ライトが装備されています。
テールライトです。
テールライトも同様に、コの字型ライトになっています。
新型レガシィ2020年モデルのインテリアデザイン
次に、新型レガシィ2020年モデルのインテリアデザインを見ていきます。
まずは運転席周りからです。
新型レガシィ2020年モデルの魅力は、大型のディスプレイです。
先進性の感じられるインテリアになっています。
次に車内空間を見ていきます。
この角度で見ると、キープコンセプトな感じですね。
新型レガシィ2020年モデルでは、ホイールベースが延長され、その分の空間は後部座席に利用されています。
したがって、歴代レガシィの中で最も後部座席が快適といえます!
新型レガシィ2020年モデルのまとめ
ここまで、新型レガシィ2020年モデルについて紹介してきました。
新型レガシィ2020年モデルは、待望のターボエンジン搭載です。
海外専売モデルのアセントに搭載されているFA24″DIT”エンジンが搭載されます。
日本仕様になるにはまだリニアトロニックの許容トルクの問題が残されており、2.4Lターボのまま出力を抑えるのか、2.0Lまで排気量をダウンサイジングされるのか、またはリニアトロニックの許容トルクが強化されるのかは分かりませんが、楽しみなのは間違いないです!
なお、2.4Lターボエンジンは、水平対向6気筒3.6LのEZ36型エンジンと置き換わる形で登場します。
したがって、レガシィからは、6気筒エンジンのモデルがすべて消滅することになります。
6気筒モデルを求めるなら、日本国内ではBR型のアウトバック、海外も含めればBN型のB4とBF型のアウトバックまでとなります。
以上、新型レガシィ2020年モデルの紹介でした。