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今回は、レガシィB4の日本国内での販売終了について紹介します。
目次
ついに販売を終了するレガシィB4
ついに現行型のレガシィB4の販売が終了されます。
東京スバルではすでに情報が公開されており、2020年6月22日まで注文を受け付けています。
注文が殺到した場合には、早めに注文受付を停止する可能性もあるようなので、購入検討中の方は早めにディーラーに相談しておきましょう。
特に、新型コロナウイルスの影響で、工場が停止しています。
工場再開後に、現在の注文を一気に生産することになり、工場のキャパシティを大幅に超えることになるので、もしかしたら注文受付締め切りが前倒しになる可能性もありますね。
日本向けは水平対向4気筒 2.5Lのみ
日本国内向けのレガシィB4は、水平対向4気筒 2.5Lモデルのみとなっていました。
6代目のレガシィとなり、車幅も1840mmと大型化したレガシィB4。
全長こそ1700mm台をキープしていましたが、サイズ感的にはEセグメントに限りなく近いボディサイズとなっていました。
ゆったりとした大柄なセダンという意味では、6代目となるレガシィB4は魅力的な車でした。
しかし、レガシィの系譜からして、やはりターボモデルの導入を期待していた方も多いはず。
ゆったりと乗れるサイズ、2.5Lという日本において必要十分なエンジンは、まとまりを感じるスペックの反面、おとなしいというか、正統派のセダンとなったモデルでした。
アメリカでは水平対向6気筒 3.6Lもラインナップ
日本では2.5Lモデルのみという正統派セダンでしたが、アメリカでは3.6Lエンジンが採用されていました。
しかも水平対向6気筒エンジンで。
水平対向エンジンは6気筒で完全な回転バランスを誇るので、ゆとりあるセダンとしてみるならば、排気量的にも、気筒数的にも、やはり3.6Lエンジンの方が魅力があります。
スバルが言うには、3.6Lエンジンは日本国内では売れないと判断してのことのようですが、スバル自身がスバルの魅力に気づいていないような、なんだかもったいない気もしていました。
新型はダウンサイジングターボが搭載予定
日本国内においてはレガシィB4の販売は終了しますが、海外向けには新型レガシィB4が登場します。
水平対向6気筒3.6Lエンジンはおそらく廃止され、アセントに採用されている水平対向4気筒 2.4L直噴ターボ”DIT”に変更される見通しです。
これは、レヴォーグに搭載されているFA20″DIT”と同じ形式のエンジンであり、排気量を拡大したFA24″DIT”となります。
組み合わされるトランスミッションはリニアトロニックで、ダウンサイジングターボによる太い低速トルクを生かした力強い走りを実現してくれるでしょう。
下の画像はアセントです。
レガシィB4の乗り換え候補として有力な候補
トヨタ カムリ
現行のレガシィB4って完全にカムリと重なっていると思いませんか?
レガシィB4が上級シフトしているのもありますが、ボディサイズ的にも、排気量的にも似ています。
カムリがハイブリッドで、レガシィB4がAWDでしたが、カムリに電気式四輪駆動が採用され、駆動方式の差異も小さくなりました。
さらに、カムリにスポーツモデルが登場したことで、完全にレガシィB4とキャラが被っています。
レガシィB4の乗り換え先としては、カムリが有力候補になるんでしょうね・・・
日産 ティアナ
日産 ティアナも乗り換え候補になるかもしれません。
ただ、
- 直列エンジン4気筒 2.5L
- FF
- ベルト式のCVT
となると、動力面で完全にレガシィB4より見劣りします。
代わりに、新車価格はレガシィB4よりも少し低価格なので、コストパフォーマンスはいいでしょうか。
ただ、ティアナは全体を通して、どうしても「個性のない大きいだけのセダン」というイメージが払しょくできないのが難点です。
多少の妥協もあるかもしれませんが、レガシィB4の乗り換え候補を探しているなら、ティアナも検討してみてください。
WRX S4
さて、スバルのWRX S4も乗り換え候補になるでしょうか。
そもそも、WRX S4は5代目レガシィ B4のDITモデルと、昔存在したWRX STIのATモデルであるA-Lineの中間的な後継モデルとして登場しています。
現在のレガシィB4は大きなゆとりのあるセダンですが、WRX S4にサイズ面でのゆとりはありません。
その点で、レガシィB4とWRX S4は本質的に異なる車なんですよね。
しかし、スポーツ車としてのDITを搭載していたBMG型の後継者としてみれば、十分検討できる車です。
昔のレガシィのイメージで後継モデルを探すか、今のレガシィのイメージで後継モデルを探すかで、異なった評価となるでしょう。
アウトバックは後継モデルが販売される
日本国内においてレガシィB4の販売は終了しますが、ひとまずアウトバックは現行型の販売が継続されます。
そのうち新型モデルも登場するでしょう。
おそらく新型モデルでは2.5Lエンジンを搭載しているモデルのみが登場し、ターボモデルは日本国内には導入されないでしょう。
3.6Lモデルが売れないと判断したスバルですから、2.4Lターボなどという過剰スペックは日本では不必要と判断する可能性が高いです。
さらに、新型コロナウイルスの不景気も重なり、より「売れる車」へのシフトも顕著に表れてくると思います。
しばらく、スペック的に派手な車は登場しないのでしょうね。
まとめ
ここまで、レガシィB4の国内販売終了について紹介してきました。
歴史ある車が、また販売終了となります。
最終型のレガシィB4を購入検討している場合には、早めにディーラーに問い合わせてみましょう。
以上、レガシィB4の国内販売終了について、参考になれば幸いです。