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今回は、スバルの新型レガシィ アウトバックについて。
アメリカではすでにフルモデルチェンジ後のアウトバックが販売されていますが、日本国内ではまだ先代モデルとなるアウトバックがG型として続投するようです。
目次
燃費表記の変更以外大きな変更は無し
スバルのプレスリリースを見る限り、燃費表記以外に大きな変更点は無いようです。
すでにアメリカでは新型のアウトバックにシフトしてる関係上、もうBS9にこれ以上の開発費をかけても仕方がないので、変更箇所もわずかにしているのでしょう。
スバルは年次改良を重ねているメーカーであり、その慣例に沿って、「何か変更しなきゃ」的な要素も見え隠れします。
WLTC表記とは、世界統一試験サイクルと言われる、世界基準の燃費表記法です。
燃費のテストが一回で済むようにと、国連のフォーラムにて定められました。
WTTC表記とは、元々欧州が発祥の燃費表記法であり、市街地モード、郊外モード、高速モードと、各モードの平均的な使用時間配分を基に構成されています。
モード | 走り方のイメージ |
市街地モード | 市街地の渋滞や信号待ちを想定している比較低速な走行モード |
郊外モード | 信号待ちや渋滞などの影響を受けない走り方を想定したモード |
高速モード | 高速道路を想定したモード |
なお、新型アウトバックの燃費では、各モードの燃費が以下のようになっています。
燃費表記法 | 燃費 | |
JC08モード | 14.3km/L | |
WLTC | 総合 | 12.6km/L |
市街地モード | 8.6km/L | |
郊外モード | 13.3km/L | |
高速モード | 15.1km/L |
JC08モードよりも燃費の数値は低めに出ています。
よおく、車のカタログ燃費はアテにならないという話も聞きますが、WLTCモードの導入で、より現実の走行所うっ滞に近い燃費を把握できるようになったといえます。
マイナーチェンジ前との価格差
さて、あまり大きな変化がないG型のアウトバックですが、マイナーチェンジ前のモデルとの価格差を確認しておきましょう。
グレード | マイナーチェンジ前 | マイナーチェンジ後 |
B-SPORT | 3,410,000円 | 3,410,000円 |
Limited | 3,630,000円 | 3,630,000円 |
X-BREAK | 3,465,000円 | 3,465,000円 |
ご覧の通りまったく差がありません。
なお、将来的に購入したアウトバックを下取りに出す場合、まったく同じモデルであっても、F型かG型かだけで最低額は大幅に変わります。
現在、レガシィ アウトバックの新車を購入中の方で、F型の在庫車を購入するか、G型の発売を待つか悩まれている場合には、基本的にはG型の発売を待つ方をおすすめします。
フルモデルチェンジを待つべきか否か
さて、あまりビッグニュースのないG型のアウトバックBS9ですが、アメリカではフルモデルチェンジ後のアウトバックが販売されています。
フルモデルチェンジ後はSGPが採用される
フルモデルチェンジ後のアウトバックでは、スバルの新世代シャーシである、スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)が採用されています。
よって、アウトバックは次のフルモデルチェンジで大きく変わるので、待てるなら待った方が、車の出来としてはいい買い物ができると思います。
エンジンは据え置きのFB25型になる予想
アメリカ版のフルモデルチェンジ後のレガシィ アウトバックのエンジンは、
- 水平対向4気筒 2.5L(FB25)
- 水平対向4気筒 2.4L 直噴ターボ(FA24″DIT”)
となっています。
おそらく、日本で販売される時には、2.5LのFB25で統一されるでしょう。
元々、アメリカにおける先代モデルのアウトバック(日本での現行型アウトバック)には、
がありました。
これが、フルモデルチェンジ後にはダウンサイジングターボの流行に乗って、3.6Lエンジンは2.4Lターボに置き換えられた形になります。
当時から、日本国内に3.6Lモデルは販売していませんでしたから、フルモデルチェンジ後にFA24″DIT”が登場する可能性は限りなく低いでしょう。
最近のスバル車は、アメリカモデルの方がラインナップが充実しています。
スバルのフルモデルチェンジ後は故障が多いことに注意
スバル車に限ることではないと思うのですが、フルモデルチェンジ後の新型車は軽微な故障が多いです。
この軽微な故障は次のモデルに向けてすべて対策され、マイナーチェンジモデルが登場します。
つまり、F型とG型の間で変更がないということは、それだけG型が熟成されたモデルということ。
A型→B型→C型→D型→E型→G型と、5回もマイナーチェンジを繰り返しているので、不具合についてはすべて洗い出されているのでしょう。
軽微な故障、リコールなどを面倒に感じるのであれば、熟成された現行モデルのアウトバックは限りなく故障が少ないです。
そういった意味で、スバルのモデルサイクルにおいて、一番おいしい時期であるのは確かです。
まとめ
ここまで、マイナーチェンジ後に登場する新型アウトバックについて紹介してきました。
なんだか惰性で新モデルを発表したような感じであり、実質的な中身はマイナーチェンジによって何も変更されていないようです。
アウトバック購入の際は、フルモデルチェンジを待つかどうかが悩みどころですね。
軽微な故障やリコールを気にしないのであれば、基本的にフルモデルチェンジを待つ方がいいです。
やはりシャーシ性能が大幅に向上しており、SGPを採用していることによる固まり感のある走りは世代を感じます。
なお、現行モデルのスバル車において、
- インプレッサ
- XV
- フォレスター
には、先にSGPが採用されています。
レガシィ アウトバックとは車両サイズが異なる車ではありますが、SGPがどんなものか気になるという方は、ディーラーで上記車種の二乗をしてみるのもいいかもしれません。
以上、レガシィ アウトバック マイナーチェンジ後のG型について、参考になれば幸いです。