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今回は、FB25型エンジンについて紹介します。
FB25型エンジンは、レガシィ等のスバルの上級モデルに採用されている自然吸気エンジンです。
海外向けにはEZ36という水平対向6気筒3.6Lエンジンが存在しますが、国内向けスバル車の中ではこのFB25型エンジンが最大排気量のエンジンになります。
目次
FB25型エンジンの基本スペック
FB25型エンジンは、水平対向4気筒2.5L DOHCエンジンになります。
今までスバルの2.5Lエンジンとして採用されていたEJ25型自然吸気エンジンの後継モデルとして登場しました。
ボア×ストロークは94.0mm×90mmで、EJ25型と比べるとかなりスクエアなエンジンになりました。
エンジンの種類としては、ポート噴射のタイプと直噴エンジンがあります。
FB25型エンジン搭載モデルの歴代スペック
では、FB25型エンジン搭載モデルの歴代スペックを紹介します。
レガシィ シリーズ
2.5Lの大排気量となるFB25型エンジンは、スバルのフラッグシップモデルであるレガシィを中心に採用されました。
スバルのフラッグシップモデルであるレガシィシリーズに搭載されたスペックを紹介します。
モデル | 最高出力 | 最大トルク | 備考 | |
BN/BS | 2.5i系 | 129(175PS)/5800rpm | 235Nm(24.0kgf・m)/4400rpm | ポート噴射 |
BR(TW)/BM/BR(OUTBACK) | 2.5i系 | 127kW(173PS)/5600rpm | 235Nm(24.0kgf・m)/4100rpm | ポート噴射 |
tS 2012 Model | 127kW(173PS)/5600rpm | 235Nm(24.0kgf・m)/4100rpm | ポート噴射 |
BR/BMとBN/BSでは同じFB25型エンジンを搭載していますが、設計そのものは80%が新規設計となっており、実質的には別のエンジンともいえるレベルで変更が行われているようです。
フォレスター
SK型以降、フォレスターにもFB25型エンジンが採用されています。
SJ型までは、FB20型エンジンでした。
フォレスターに搭載されているFB25型エンジンの詳細です。
モデル | 最高出力 | 最大トルク | 備考 | |
SK | 2.5i系 | 134kW(184PS)/5800rpm | 239Nm(24.4kgf・m)/4400rpm | 直噴 |
エクシーガ/クロスオーバー7
レガシィをベースとした7人乗りミニバンのエクシーガ、およびクロスオーバーモデルのクロスオーバー7にも採用されました。
エクシーガ、およびクロスオーバー7に採用されたFB25型エンジンのスペックを紹介します。
モデル | 最高出力 | 最大トルク | 備考 | |
YA(EXIGA) | 2.5i系 | 127kW(173PS)/5600rpm | 235Nm(24.0kgf・m)/4100rpm) | ポート噴射 |
YA(CROSSOVER7) | 2.5i系 | 127kW(173PS)/5600rpm | 235Nm(24.0kgf・m)/4100rpm | ポート噴射 |
まとめ
ここまで、FB25型エンジンについて紹介しをしてきました。
スバルの新世代エンジンは、登場時において、
があります。
その中で最大排気量となるのが、このFB25型エンジンです。
はやり排気量の大きいエンジンは、日本における日常域においての快適性に直結します。
環境性能、燃費性能、経済性ばかり取り上げられる中、こうした2.0L越えの自然吸気エンジンも、しっかりと残っていくといいですね。
以上、FB25型エンジンについて、参考になれば幸いです。