4代目 レガシィアウトバック(BR型)について(エンジン、トランスミッション、エクステリア、インテリア、安全装置など)

みなさん、こんにちは。

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スバリストの方にも、これからスバル車を検討している方にも、少しでも参考になれたらうれしいです。

さて、今回は4代目レガシィアウトバックについてです。

4代目レガシィアウトバックはBR型と呼ばれます。

レガシィシリーズで見れば、5代目のレガシィツーリングワゴン(GR型)、B4(BM型)と同じ年式になります。

4代目レガシィアウトバックは、3代目よりさらに車両サイズを拡大しました。

レガシィはもともとスポーツモデルでしたが、5代目(アウトバックは4代目)からは徐々にラグジュアリ-路線にシフトしてきました。

そんな5代目レガシィアウトバックについてまとめます。

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4代目レガシィアウトバック(BR型)のエンジン

レガシィアウトバックには、FB25型とEZ36型が搭載されました。

出展:http://autoc-one.jp/catalog/subaru/legacy_outback/72025/#tab

2.5i(前期型)に搭載されたEJ25型エンジン

水平対向4気筒2.5L SOHC

最高出力:125kW(170PS)/5600rpm

最大トルク:229Nm(23.4Kgf・m)/4000rpm

前期型のレガシィアウトバックには、EJ25型エンジンが搭載されました。

このエンジンは、トルクが細いこと、および燃費がそこまでよくないことから、新型のFB25型エンジンに置き換えられました。

しかし、このEJ型エンジンは、スバルのスポ-ツカーのWRX STIと同じエンジンであることから、ファンが多いエンジンです。

トランスミッションは、多段ATの5ATが搭載されました。

EJ25型エンジンについては、次の記事で詳細をまとめました。

ぜひご覧ください。

EJ25型エンジンの詳細記事

2.5i(後期型)に搭載されたFB25型エンジン

水平対向4気筒2.5L DOHC

最高出力:127kW(173PS)/5600rpm

最大トルク:235Nm(24.0kgf・m)/4100rpm

EJ25型エンジンに対して新型エンジンのFB25型エンジンが開発されました。

全域でのトルクの向上があり、日常域でも乗りやすいエンジンとなりました。

同時に、新開発のリニアトロニック(CVT)が採用され、ダイレクトな走りと燃費性能が両立された、バランスのいいモデルとなっています。

FB25型エンジンについては、次の記事で詳細をまとめました。

ぜひご覧ください。

FB25型エンジンの詳細記事

3.6Rに搭載されたEZ36型エンジン

水平対向6気筒3.6L DOHC

最高出力:191kW(260PS)/6000rpm

最大トルク:335Nm(34.2kgf・m)/4400rpm

EZ36エンジンは、スバルでは最後となった水平対向4気筒エンジンのモデルです(更新日時現在)。

完ぺきな回転バランスを誇る水平対向6気筒エンジンは、スバルの中では最も官能的なエンジンといえます。

次のモデルとなる5代目のBF型アウトバックでも搭載がうわさされていましたが、海外のみの国内には6気筒モデルは消滅しました。

水平対向6気筒エンジン搭載の貴重なモデルといえます。

ZE36型エンジンについては、次の記事で詳細をまとめました。

ぜひご覧ください。

EZ36型エンジンの詳細記事

4代目レガシィアウトバック(BR型)のトランスミッション

4代目レガシィアウトバックには、5ATと新開発のリニアトロニック(CVT)が搭載されました。

フラッグシップモデルの3.6Rに搭載された、水平対向6気筒3.6L DOHCのEZ36型エンジンと、

前期型の2.5iで、EJ25型の水平対向4気筒2.5L SOHCエンジンが搭載されたモデルには、

多段式の5ATが搭載されました。

後期型の2.5iは、新開発のFB25型エンジンとリニアトロニックが組み合わされ、

マイナーチェンジとは思えないほど、大幅に性能が進化しました。

なお、後期型の3.6Rは前期型と同じEZ36+5ATとなります。

リニアトロニックについては次の記事で詳細をまとめています。

ぜひご覧ください。

リニアトロニックの詳細記事

4代目レガシィアウトバック(BR型)のAWDシステム

4代目レガシィアウトバック(BR型)は、VTD-WDとアクティブトルクスプリット方式が採用されています。

ハイパフォーマンスモデルの3.6Lエンジンを搭載する3.6Rには、後輪よりの駆動力配分を行うVTD-AWDが搭載されます。

VTD-AWDについては、次の記事にまとめました。

VTD-AWDの詳細記事

また、2.5iにはゼンリン寄りの駆動力配分を行う安定性重視のアクティブトルクスプリットAWdが採用されます。

アクティブトルクスプリットAWDについては、次の記事にまとめました。

アクティブトルクスプリットAWDの詳細記事

4代目レガシィアウトバック(BR型)のエクステリアデザイン

次に、4代目レガシィアウトバック(BR型)のエクステリアデザインについて見ていきます。

まずは、フロントデザインです。

車両サイズが拡大されたレガシィシリーズでは、アウトバックが最も風格のあるデザインとなりました。

大型のフロントフォグランプと、無塗装のバンパーが、走破性を強調します。

次にサイドビューです。

レガシィシリーズ共通の、流れるようなデザインが特徴です。

タフさの中にも流麗さを演出した、絶妙なデザインといえます。

最後にリアデザインです。

バンパーに埋め込まれた大型の反射板がタフさを演出しています。

同じレガシィシリーズでも、印象が大きく変わりますね。

その他、他のレガシィ(ツーリングワゴン、B4)と比べて異なる点は、マフラーが出ていない点です。

ツ-リングワゴン、B4ではターボモデルでは2本出しマフラー、

自然吸気モデルでは1本のマフラーが見えていますが、

アウトバックの場合には、リアバンパーの後ろに隠れています。

4代目レガシィアウトバック(BR型)のインテリア

次に、4代目レガシィアウトバック(BR型)のインテリアを見ていきます。

まずは、運転席周りです。

うまく高級感を演出した内装となっています。

一番いい点としてはナビ画面の大きさでしょう。

次のモデルとなる5代目レガシィアウトバック(BF型)でも、ここまでのナビ画面の大きさはありませんでした。

その他はハンドルが本革がまかれていたり、茶木目のパネルもいいですね。

出展:http://autoc-one.jp/subaru/legacy_outback/report-347397/photo/0011.html

次に、車内空間です。

5代目レガシィツ-リングワゴン(BR型)と全く同じです。

先代モデルと比べての車両サイズの拡大は、車内空間の広さに変わっています。

レガシィツ-リングワゴンと比較すると、アウトバックの方がサスペンションのストロ-クが長く、マイルドな乗り味になるため、長距離ドライブで乗る人全員が疲れにくいのはレガシィアウトバックの方でしょう。

出展:http://autoc-one.jp/subaru/legacy_outback/report-347397/photo/0019.html

4代目レガシィアウトバック(BR型)の安全装備

4代目レガシィアウトバック(BR型)には、EyeSight ver.2が搭載されていました。

ルームミラーの両横に装備された2つのステレオカメラが、常に前方を監視し、先行車やバイク、自転車、歩行者までを認識します。

レヴォーグや、5代目レガシィアウトバック(BF型)に搭載されるEyeSight ver.3との大きな違いは、ステレオカメラがカラーであるかモノクロカメラです。

EyeSight ver.3では、カラー認識により、テールライトや信号までも認識できるようになっています。

EyeSightについては、次の記事で詳細をまとめているので、ぜひご覧ください。

EyeSightの詳細記事

4代目レガシィアウトバック(BR型)のそのほかの特徴など

スバルの象徴的存在であるレガシィはモデルチェンジのたびに様々な議論を巻き起こしています。

その中から、最も大きかったといえる内容について簡単に取り上げます。

・車両サイズの拡大

3代目レガシィ アウトバックより車両サイズが拡大され、フラッグシップSUVの風格が出てきました。

しかし、この車両サイズ拡大が、大きな議論を生むことになりました。

レガシィは大きすぎるなど、日本国内の道路での使いにくさを議論され始めたのです。

しかし、まだまだ大丈夫な大きさだとは思います。

全長に関しては、4800mm手前ですし、車幅がアウトバックの場合は1820mmであり、車幅が大きいことは大きいですが、まだ許容範囲な気がします。

乗ってみると、スバルの見切りの良さは、車両サイズを感じない乗りやすさがありますし。

・S Packageが2.5iにしか設定されていなかった。

2.5i EyeSight S Packageでは、ビルシュタイン製ダンパーが装備されました。

しかし、3.6LモデルにはS Packageがなく、加速性能と強化された足回りを同時に実現できるレガシィアウトバックは存在しなかったのが残念な点です。

もし、3.6lモデルにビルシュタイン製ダンパーを装備したアウトバックがあれば、ツーリングワゴン2.0GT DITとの良い比較対象となり、ハイパワーモデルを求めるユーザーの選択肢を広げることができました。

・リニアトロニックは走りの楽しさを奪う!?

スバリストの方なら何度も聞いているであろう、リニアトロニックへの批判ですね。

確かに、2.5lモデルにはリニアトロニックが採用され、賛否が分かれました。

レガシィをスポーツカーとして見るか、ラグジュアリーカーとして見るかで意見が分かれますが、

従来のレガシィのイメージから来るスポーツカーという印象からすると、物足りなく感じる方が多かったようです。

一方、ラグジュアリーカーとしてみれば、大型のエンジンは走りにゆとりを生み、リニアトロニックは変速ショックのない加速を実現できるため、乗り心地は最高です。

このリニアトロニックは、さらに改善され、ダイレクト感を増し、変速レスポンスを高めた上で、5代目レガシィアウトバックにも搭載されています。

もし可能であれば、ディーラーで最新型のアウトバックに試乗してみてください。

アクセルを踏み込めばリニアトロニックのダイレクト感がわかり、

バドルシフトを操作すると、その変速レスポンスの速さを感じられるはずです。

4代目レガシィアウトバック(BR型)の新車価格

4代目レガシィアウトバックの新車価格をまとめます(投稿日現在)。

フラッグシップモデルのレガシィの最上級モデルに位置するアウトバックは、車両価格もかなり高めです。

 グレード エンジン 価格
2.5i FB25 2,754,000円
2.5i B-SPORT EyeSight 3,024,000円
2.5i EyeSight EX Edition Ⅱ 3,024,000円
2.5i EyeSight 3,132,000円
2.5i EyeSight S Package 3.240,000円
3.6R EyeSight EZ36 3,747,600円
GRAND MASTER 3,888,000円

中古車で探す場合は、2.5Lモデルの方が市場には多く出ているので見つけやすいでしょう。

3.6Lモデルも探せばあるでしょうが、かなり台数は少ないと思われます。

特に3.6Lモデルを狙っている場合は、状態のいい中古車が多いうちに手に入れておくことをお勧めします。

その他、レガシィを選ぶ上で、EyeSightは装備しておいた方がいいです。

よって、狙うグレードは2.5i B-SPORT EyeSight以上でしょう。

ビルシュタイン製ダンパーを装備しているのは2.5i EyeSight S Packageのみです。

3.6Lモデルにビルシュタイン製ダンパー装着モデルはありません。

以上が、4代目レガシィアウトバック(BR型)のまとめになります。

レガシィアウトバック 歴代モデル記事一覧

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