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今回は、新型レガシィB4は国内では製造しなくなる話題について取り上げます。
レガシィ B4の国内は終了し、事実上、スバルの日本向けラインナップからは消滅します。
なお、レガシィ B4の需要に応じて、アメリカで生産したレガシィ B4を輸入することも検討しているとのことなので、完全にレガシィ B4が日本向けに生産終了なることが確定したわけではありません。
目次
ツーリングワゴンに続きB4まで生産終了
大型化したレガシィシリーズは、ツーリングワゴンに続き、B4までも生産終了になります。
走りを重視するユーザーが多いレガシィでは、ボディの大型化をあまり受け入れてもらえず、レガシィ ツーリングワゴンはレヴォーグになる形で生産終了しました。
6代目のレガシィでは、レガシィ B4とレガシィ アウトバックの2種類のみとなり、日本で販売していました。
今度はレガシィ B4が生産終了となると、アウトバック一種類のみとなります。
日本においてセダンの人気が薄く、採算が合わないのでしょう。
レガシィは、6代目になって高級車路線にシフトしており、性能面ではかなり大人しいモデルになりました。
そんな中、レガシィの象徴であるターボモデルの復活、さらには水平対向6気筒モデルの復活が期待されていました。
でも、逆にレガシィ B4が生産終了になるとは、誰も予想していなかったでしょう。
なお、アウトバックなどのクロスオーバーモデルは、まだ日本でも需要があるようです。
レガシィ アウトバックは、今の状況ではレヴォーグの上位モデルの位置づけになるのでしょう
しかし、レヴォーグの走っている台数とアウトバックの走っている台数を比較すると、アウトバック自体もこの先は怪しいかもしれません。
レガシィ B4はアメリカでの生産は継続される
レガシィ B4は、アメリカでは生産が継続されます。
日本ではセダンの人気が低迷しているのに対し、アメリカではレガシィ B4が大人気になっており、需要において相当なギャップが生じているようです。
スバルは5代目レガシィから本格的にグローバルモデルとなり、衝突安全性能においてアメリカでも高評価を得ています。
こうした高評価の影響もあって、アメリカではスバルを選ぶユーザーが増えています。
アウトバックのみ国内生産
なお、レガシィ全シリーズが日本で販売終了するのではなく、現在のところレガシィ アウトバックだけは日本国内でも製造するようです。
ただ、アメリカ仕様にあるEZ36型エンジンを搭載した水平対向6気筒 3.6Lモデルが登場する可能性は低く、レガシィ B4の販売終了を検討しているほど、日本においてレガシィが縮小していることを考えると、現実的には2.5Lモデル一本化することになるのでしょう。
ターボ復活が濃厚なレガシィ B4
アメリカで生産されるレガシィ B4では、ターボモデルが登場することが濃厚となっています。
歴代レガシィに搭載されているスポーツ車向けのターボエンジンではなく、水平対向6気筒 3.6Lエンジンから置き換える形のダウンサイジングターボとなるようです。
FA24型の水平対向4気筒 2.4L 直噴ターボ”DIT”エンジンとなり、ダウンサイジングしながらもターボの搭載によって、豊かなトルクを生み出すエンジンになります。
アメリカ専売のアセントが日本に来る可能性もある?
アメリカで製造したレガシィ B4を日本国内に輸入することが検討されているということは、もしかしたらアメリカ専売モデルのアセントが日本に導入される可能性があるかもしれません。
ちょうどマツダが3列シートSUVのCX-8を販売しています。
このCX-8の対抗馬として、スバルもアセントを導入するかもしれません。
こうなれば、多人数乗車ができないからスバル車をあきらめていた方であっても、スバルを選ぶことが可能になります。
レガシィ以上に大柄ボディのアセントは車内空間も広いので、スバルのシンメトリカルAWDと併せて、頼もしい一台になってくれるでしょう。
なお、スバル アセントが導入された場合、エンジンはFA24 “DIT”となります。
この場合も水平対向6気筒エンジンは搭載されません。
新型レガシィ B4の国内生産終了!アメリカ製のレガシィ B4が輸入されるかも!?のまとめ
ここまで、新型レガシィ B4の国内生産が終了する話題について紹介してきました。
レガシィ自体はターボモデルの復帰や水平対向6気筒エンジンの復活が期待されていましたが、逆にレガシィ B4が生産終了する事態になってしまいました。
車の販売には、ある程度経営戦略を練ったうえで決断していることなので、スバルとしても何か考えを持ってのことなのでしょう。
ただ、スバルファンの一人として、スバルを象徴するレガシィシリーズが、日本国内で衰退していくのは、寂しい感じがします。
以上、新型レガシィ B4の国内生産終了について、参考になれば幸いです。