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スバリストの方にも、これからスバルを考えている方にも、少しでも参考委なれば幸いです。
今回は、エクシーガtSについてです。
エクシーガtSは、STIが初めて手掛けた7人乗りのコンプリートカーで、乗車人数を問わない、乗る人全員が楽しくなるようなクルマを目標に開発されました。
目次
エクシーガtS(2012年モデル)の動画
まずはエクシーガtS(2012年モデル)の動画をご覧ください。
この動画は、エクシーガtS(2012年モデル)の試乗動画で、走行シーンなども見れるためおすすめです。
また、プロドライバーによる試乗インプレッションのため、普段はレーシングカーに乗っている方が、STI初の7人乗りミニバンをべースにしたエクシーガtSがどういう風な印象で映るのかも見所です。
エクシーガtS(2012年モデル)の加速性能
次に、エクシーガtS(2012年モデル)の加速性能を見ていきます。
tSモデルの加速動画はありませんでしたが、ベースモデルの2.0GTの加速動画がありました。
エンジンの説明のところで書きますが、tSモデルはすべて足回りを重点的にチューニングして、ハンドリング性能を磨いているため、加速性能自体はべースモデルと差はありません。
なので、加速性能だけで見れば十分参考になると思います。
0-100が7秒なので、かなり速い部類です。
エクシーガtS(2012年モデル)のエンジン
エクシ-ガtSには、EJ20型ターボエンジンが搭載されます。
EJ20型ターボ
最高出力:165kW(225PS)/5600rpm
最大トルク:326Nm(33.2kgf・m)/4400rpm
出展:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/567022.html
エンジン性能は、べースモデルとなるエクシーガGTと同じです。
STIのコンプリートカーであるtSシリーズは、エンジンよりも足回りに重点が置かれているため、エンジン性能はちょっとした制御の違い以外は全く同じものを使っている場合がほとんどです。
このエクシーガtS(2012年モデル)も、べースのエクシーガGTと同じエンジンです。
なお、レガシィなどに搭載されていたAT用のEJ20型ターボエンジンは、最高出力が260PSであり、エクシーガよりも高出力でした。
この理由としては、エクシーガの方が車重が重く、また多人数乗車時にはさらに重量が増えるため、発進加速時に重要になる低速トルクを重要視したセッティングになっているからです。
ターボラグを減らすことで、低回転からしっかりとした低速トルクが発揮されることで、増えた車重や多人数乗車時の重量でもしっかりと加速することができるようになっています。
EJ20型ターボエンジンについては、次の記事で詳細をまとめました。
ぜひご覧ください。
エクシーガtS(2012年モデル)のトランスミッション
エクシーガtS(2012年モデル)のトランスミッションは、E-5ATです。
ちょうど年代的にはレガシィDITのころと重なりますが、エクシーガtSにリニアトロニックは採用されていません。
リニアトロニックは、新世代スバルのメイントランスミッションになる、チェーン式CVTのことです。
リニアトロニックの詳細をまとめているので、興味のある方は次の記事を読んでみてください。
エクシーガtS(2012年モデル)の駆動方式
エクシーガtSの駆動方式はAWDのみです。
AWD方式はVTD-AWDが採用され、前45:後55とFR寄りの駆動力配分により、優れた旋回性を発揮します。
VTD-AWDについては、次の記事で詳細をまとめました。
ぜひご覧ください。
エクシーガtS(2012年モデル)のエクステリアデザイン
次にエクシーガtS(2012年モデル)のエクステリアデザインを見ていきます。
まずはフロントデザインです。
専用カラーのWRブルー・マイカの写真です。
STI製のフロントアンダースポイラーが装備され、より引き締まったデザインになっています。
また、フロントグリルにはtSエンブレムが装備され、限定モデルを主張します。
しかし、あくまでミニバンであるため、家族に受け入れられやすいように、他のtSモデルほど攻めたデザインにはなっていないのが特徴です。
次にサイドビューです。
フロントからリアへ流れる一直線のデザインが安定感を表現しています。
レガシィ譲りのシルエットはミニバンには見えず、その姿はまさにスポーツワゴンです。
ホイールもSTI製になり、足元も引き締まりました。
最後にリアデザインです。
限定車の証、STIコンプリートカーの証であるSTIエンブレムとtSエンブレムが装備されます。
その他、マフラーも装備されますが、べースモデルのエクシーガと並べないとわからないレベルの変更です。
やはり、家族への受け入れやすさを優先したデザインなのでしょうか。
エクシーガtS(2012年モデル)のインテリアデザイン
次に、エクシーガtS(2012年モデル)のインテリアデザインを見ていきます。
まずは運転席周りからです。
ハンドルにはSTIのエンブレムが光ります。
スピードメーターは260km/hまでで、運転席に座れば、ミニバンのエクシーガであることは忘れてしまい、まさにレガシィtSの運転感覚になります。
これが、STIマジックです。
次に車内空間についてです。
シートにもSTIのロゴが入ります。
レッドステッチが入っていますが、それ以外に派手なデザインはなく、他のtSモデルと比べて非常に落ち着いたインテリアデザインになっています。
エクシーガtS(2012年モデル)の安全装備
まさかですが、エクシーガtSには先進の運転支援システムEyeSightが搭載されません。
理由はわかりませんが、STIのチューニングによって車高が変わり、適合が得られなかったのでしょうか?
先進の運転支援システムEyeSightは、ステレオカメラで前方を監視し、障害物を検知すると自動ブレーキが作動します。
EyeSightを選ぶには、標準モデルのエクシーガになります。
EyeSightについては、次の記事で詳細をまとめました。
ぜひご覧ください。
エクシーガtS(2012年モデル)の特別装備
次に、エクシーガtS(2012年モデル)の特別装備について紹介します。
ブレンボ製対向4ポッドフロントディスクブレーキ
なんと!
7人乗りミニバンにもブレンボが搭載されます!
STIも本気ですね。
これも理にかなっていて、車重の重いミニバンは制動力が不足します。
そこを高性能スポーツブレーキのブレンボが搭載されます。
対向4ポッド使用はWRX STIと同じ。
これで、長い下りでも不安はありません。
ブレンボ製対向2ポッドリアディスクブレーキ
リアにもブレンボが搭載されます。
対向2ポッド使用で、やはりWRX STIと同じです。
STI製コイルスプリング(フロント)
コイルスプリングもSTI製です。
チェリーレッド塗装はSTI製の証です。
クルマをリフトアップした時にはワクワクしますね。
STI製コイルスプリング(リア)
リアにもSTI製のコイルスプリングです。
フロントと同じくチェリーレッド塗装です。
tSエンブレム
リアの「EXIGA」エンブレムの下に、「tS」エンブレムも装備されます。
「tS」エンブレムは限定車の証であり、STIコンプリートカーの証です。
エクシーガtS(2012年モデル)の新車価格
最後に、エクシーガtS(2012年モデル)の新車価格をまとめます。
グレード | エンジン | 駆動方式 | 価格 |
エクシーガtS | EJ20型ターボ | AWD | 3,748,500円 |
エクシーガ2.0GT EyeSight
(ベースモデル) |
2,938,000円 |
限定モデルのエクシーガtSと、べーモデルの2.0GT EyeSightを比較してみました。
tSにはEyeSightは装備されないので、実質的にEyeSightの価格の10万円が引かれた状態になります。
先にも書きましたが、
EyeSightが必要な場合にはtSは選べないため、標準モデルの2.0GT EyeSightになります。
さて、価格差は約80万円ですが、EyeSight代の10万円を考慮して価格差は約90万円ということになります。
決して安くはない価格差80万円ですが、エクシーガtSにはブレンボが装備され、それだけでも十分価格以上の価値があるといえます。
さらに、STI製のコイルスプリングや、何よりも限定モデルに乗ることの満足感を考えれば、十分納得できる価格差なのではないでしょうか?
唯一の欠点がEyeSightが搭載されないことです。
EyeSightさえ搭載されていれば、走行性能、ハンドリング、安全性のどれをとっても最強のミニバンでした。
以上が、エクシーガtS(2012年モデル)のまとめになります。