みなさん、こんにちは。
スバルの魅力~car-catalog.net~にお越しいただきまして、ありがとうございます。
このサイトでは、スバルの魅力が最大限に伝わるようなサイトを目指し、運営しています。
今回は、FB16型自然吸気エンジンについて紹介します。
FB16型エンジンは、スバルの新世代エンジン(FA型、FB型)の中で最も排気量の小さいエンジンです。
FB16型には自然吸気と直噴ターボ”DIT“モデルがあり、自然吸気エンジンはインプレッサなどのエントリーモデル、直噴ターボ”DIT”モデルはレヴォーグなど、自然吸気で2.5L相当のエンジンを搭載するモデルに採用されています。
目次
FB16型自然吸気の基本スペック
FB16型自然吸気エンジンは、水平対向4気筒 1.6Lです。
ボア×ストロークは、78.8mm×82.0mmであり、スバルでは珍しいロングストロークエンジンになっています。
ロングストロークエンジンは、低速トルクが太く、排気量の割に燃費がいいので日常用途に最適なモデル。
これまでスバルで採用されていたショートストロークエンジンの燃費の悪いイメージとは異なり、非常に近代的なエンジンとなっています。
FB16型自然吸気エンジンの歴代スペック
インプレッサ シリーズ
スバルのエントリーモデルであるインプレッサに数多く搭載例があります。
では、インプレッサに搭載されたFB16型エンジンの歴代スペックを紹介します。
モデル | 最高出力 | 最大トルク | |
GT型 GK型 |
1.6i系 | 85kW(115PS)/6200rpm | 148Nm(15.1kgf・m)/3600rpm |
GP型 GJ型 |
1.6i系 | 85kW(115PS)/5600rpm | 148Nm(15.1kgf・m)/4800rpm |
GP/GJとGT/GKで、最高出力、最大トルクともに変更はありません。
しかし、エンジン回転数に注目すると、GT/GKの方がより低回転な3600romで最大トルクを発揮します。
低回転でトルクが太いことはエンジンを回さなくても力強く走るという意味であり、自然にアクセル開度が小さくなり、燃費が良くなります。
XV
インプレッサをベースにSUV化したモデルのXVにも、FB16型エンジンが採用されています。
以下が、XVに採用されたFB16型自然吸気エンジンのスペックです。
モデル | 最高出力 | 最大トルク | |
GT型 | 1.6i系 | 85kW(115PS)/6200rpm | 148Nm(15.1kgf・m)/3600rpm |
XVでは、GT型からFB16型自然吸気エンジンが採用されました。
なお、先代となるGP型では、FB20型自然吸気エンジンのみの採用でした。
疑問:なぜ1.5Lではなく1.6Lなのか?
FB16型エンジンについて、1.5Lではなく1.6Lの理由についてはいろいろ言われています。
日本の税金制度で行くと、1.5Lと1.6Lのたった0.1Lの差で、税金のクラスが一段階アップします。
それなら、1.5Lにすればいいのに・・というのは、消費者にとっては当然の意見でしょう。
これには、説が2つあり、
- 1.6Lにすることで1.5Lとの税金の差以上の低燃費を実現した
- 海外を意識したラインナップ
ということ。
1.6Lにすることで1.5Lとの税金の差以上の低燃費を実現した
1.5Lと1.6Lで税金の差はありますが、税金の最上に燃費が良くなれば回収できます。
これには、小さいエンジンを元気に回すより、大きいエンジンをゆっくり回した方が燃費が良くなるという話が正しいのであれば、理解できる話です。
ただ、1.5Lと1.6Lという0.1Lだけの差でどこまで差があるのかは微妙なところです。
また、燃費が良くなったというのであれば、距離を走る人にしかメリットがありません。
多くの方の場合、購入時のコストの差を許容できるのであれば、FB20型自然吸気エンジンを搭載したモデルの方がお得になります。
海外を意識したラインナップ
海外を意識したラインナップである可能性はあります。
そもそも0.5L刻みの税金制度は日本特有のもので、海外では状況が異なります。
そのため、アメリカで売り上げを伸ばしているスバルは、そもそも日本を主体にしたラインナップを考えていない可能性もあります。
こればかりは、可能性としては大きいのですが、断言できない理由でもあります。
今後主力になるFB16型エンジン
ここまで、FB16型自然吸気エンジンについて紹介してきました。
FB16型エンジンは自然吸気モデル、ターボモデルともに、今後のスバルの主力となるエンジンです。
今後はインプレッサ中心に搭載例も増えていくでしょう。
以上、FB16型自然吸気エンジンについて、参考になれば幸いです。