みなさん、こんにちは。
スバルの魅力~car-catalog.net~にお越しいただきまして、ありがとうございます。
このサイトでは、スバルの魅力が最大限に伝わるようなサイトを目指し、運営しています。
今回は、WRX STI tS(2010年モデル)について。
WRX STI(2010年モデル)のトピックとしては、
- カーボンルーフの採用
- WRX STI史上初のA-Line(AT車)の限定モデル
となります。
ハイスペックな装備に加え、誰でも楽しめるような車になっているのも魅力です。
なお、WRX STI tSは、4doorモデル(セダン)のみがラインアップされています。
5doorモデル(ハッチバック)では、限定モデルとしての販売はありませんので、ご注意ください。
目次
WRX STI tS(2010)の動画
WRX STI tSのワインディングの走行動画&インプレッションがありました。
STIの辰巳氏によると、カーボンの採用により硬さとしなやかさを獲得。
さらに通常モデルののWRX STIと比べて15kg軽量になり、軽やかなハンドリングが楽しめます。
WRX STI tS(2010)のスペック
WRX STI tS(EJ20型ターボ 6MT)
水平対向4気筒 2.0L ターボ(EJ20型ターボ)
- 最高出力:227kW(308PS)/6400rpm
- 最大トルク:430Nm(43.8kgf・m)/3200rpm
トランスミッション:6MT
AWD方式:DCCD-AWD
MTモデルとなるWRX STI tSには、EJ20型ターボエンジンが採用されています。
通常モデルのWRX STIと同じエンジンスペックとなりますが、タービンにボールベアリングを採用することで、アクセルレスポンスが向上しているエンジンです。
AWD方式はWRX STI専用装備のDCCD-AWDが採用されています。
WRX STI A-Line tS(EJ25型ターボ E-5AT)
水平対向4気筒 2.5L ターボ(EJ25型ターボ)
- 最高出力:221kW(300PS)/6200rpm
- 最大トルク:350Nm(35.7kgf・m)/2800-6000rpm
トランスミッション:E-5AT
AWD方式:VTD-AWD
ATモデルとなるWRX STI A-Line tSでは、EJ25型ターボが採用されています。
2800rpmから6000rpmと、幅広い回転域でフラットなトルクを発揮するのがポイント。
MTモデルと比較すると、AWDシステムなどに違いがありますが、イージードライブで誰でも運転を楽しめるのがポイント。
WRX STIのAT車で限定モデルが登場するのは珍しいので、貴重な一台になります。
WRX STI tS(2010)のエクステリアデザイン
次に、WRX STI tS(2010)のエクステリアデザインを見ていきます。
フロントアンダースポイラーと18インチ鍛造アルミホイールは特別装備です。
サイドから見ると通常モデルのWRX STIと大きく変わりませんが、チラッと見えるカーボンルーフが、只者ではないポテンシャルの高さを醸し出しています。
ボンネットにある大きなエアインテーク。
このボンネットの下には、ターボチャージャーにボールベアリングを採用した専用設計のエンジンが収まっています(EJ20型ターボのみ)。
WRX STI tS(2010)のインテリアデザイン
次に、WRX STI tS(2010)のインテリアデザインを見ていきましょう。
インテリアの様々な場所にSTIのロゴがあります。
なお、下の写真ではわかりにくいですが、
- シフトレバー(MT車)
- セレクトレバー(AT車)
- プッシュエンジンスタートボタン
は専用装備のデザインとなっています。
なお、後述しますが、MTモデルとなるWRX STI tSには、RECARO製シートが標準装備になります。
※WRX STI A-Line tSにはオプション設定です。
WRX STI tS(2010)の特別装備
STIチューニング倒立式ストラット&STI製スプリング
STIチューニングのストラットと、STI製のチェリーレッドのスプリングが装備されています。
フレキシブルタワーバー
今ではSTIのおなじみパーツになっているフレキシブルタワーバーです。
フレキシブルサポート
4輪の接地性を高めるSTIのオリジナルパーツです。
フレキシブルドロースティフナー
適度なテンションをかけることでしなりを補正します。
4輪の接地性を高めるパーツです。
フロントアンダースポイラー
フロントのダウンフォースを発生させ、高速域での安定性を向上させるエアロパーツです。
また車全体が低く構えたデザインに見えることにより、スポーツカーとしてのシルエットが際立ちます。
STI製18インチ鍛造アルミホイール
STI製18インチ鍛造アルミホイールが採用されています。
鍛造ホイールの採用によりばねした重量の軽量化に貢献します。
カーボンルーフ
WRX STI tS 2010年モデルの一番の特徴であるカーボンルーフです。
WRX STI tSおよびATモデルのWWRX STI A-Line tSの両方で標準装備となります。
ベースとなるWRX STI比で15kgの軽量化を実現し、より低重心になりました。
また、硬さとしなりを持つカーボンルーフの採用で、15kgの軽量化以上のハンドリングの良さを体感できます。
RECARO製シート(アルカンターラ&本革)
RECARO製のシートが採用されており、アルカンターラ&本革で質感にもとことんこだわったシートになっています。
RECARO製シートは、MTモデルのWRX STI tSでのみ標準装備となります。
ATモデルのWRX STI A-Line tSではオプション設定となっています。
ご注意ください。
サイドシルプレート
フロントのサイドシルプレートには「tS」のロゴが入ります。
乗り込むたびに、所有する喜びを感じることができます。
特別装備一覧
その他の特別装備を一覧で紹介します。
足回り・メカニズム
- STIチューニング・倒立式フロントストラット、STI製スプリング
- STIチューニング・リヤダンパー、STI製スプリング
- STI製18インチ 8.5Jアルミホイール
- STI製フレキシブルタワーバー・フロント
- STI製サポートフロント
- STI製フレキシブルドロースティフナー・フロント
- STI製フレキシブルサポート・リヤ
- STI製ピロボールブッシュリヤサスリンク(ラテラルリンクフロント内側・ラテラルリンクリヤ内側)
- ボールベアリングツインスクロールターボ(WRX STI tSのみ)
エクステリア
- カーボンルーフ
- アルミ製フロントフード
- STI製フロントアンダースポイラー
- STI製トランクスポイラー
- 専用tSオーナメント(フロント・リア)
- 専用STIオーナメント(リア)
インテリア
- STI製プッシュエンジンスイッチ(STIロゴ入り、レッドタイプ)
- STI製本革巻MTシフトノブ(STIロゴ入り)(WRX STI tSのみ)
- STI製本革巻ATセレクトレバー(STIロゴ入り)(WRX STI A-Line tSのみ)
- RECARO製バケットタイプフロントシート(アルカンターラ/本革、STI黒刺繍ロゴ入り、専用赤ステッチ入り)(WRX STI tSのみ。WRX STI A-Line tSにオプション設定)
- 専用バケットタイプフロントシート(ブラックレザー、STI黒刺繍ロゴ入り、専用赤ステッチ入り)(WRX STI A-Line tSのみ)
- STI製サイドシルプレート(フロント、tSロゴ入り)
- STI製オリジナル本革製アクセスキーカバー(赤色)
WRX STI tS(2010)の新車価格
最後に、WRX STI tSの新車価格を紹介します。
グレード | エンジン | トランスミッション | AWD方式 | 新車価格 |
WRX STI tS | EJ20型ターボ | 6MT | DCCD-AWD | 4,725,000円 |
(参考) WRX STI |
EJ20型ターボ | 6MT | DCCD-AWD | 3,916,000円 |
WRX STI A-Line tS | EJ25型ターボ | E-5AT | VTD-AWD | 4,221,000円 |
(参考) WRX STI A-Line |
EJ25型ターボ | E-5AT | VTD-AWD | 3,300,000円 |
WRX STI tSおよびWRX STI A-Line tSの新車価格は、ベースモデルと比較して、80~90万円ほど高くなっています。
このWRX STI tSのメイン装備であるカーボンルーフについては本当にコストのかかる部分です。
スバルと東レの共同で開発した新製品ですし、溶接等のルーフ部分のボディの組み立ても、おそらく普通車とは異なる生産ラインになるでしょう。
それだけ手間や開発費がかかっていながら、価格差が100万円以内に収まっているので十分コストパフォーマンスは高いと言えるのではないでしょうか。
まとめ
ここまで、WRX STI tS(2010年モデル)について紹介してきました。
WRX STI tS(2010年モデル)の一番のトピックは、カーボンルーフの採用です。
当たり前ですが、スバル以外の車でみても、カーボンルーフを装備している車なんてほぼ存在しません。
それだけ希少なモデルです。
※次にカーボンルーフを採用したモデルは、S208(MTモデルのみ)になります。
WRX STI tS 2010年モデルでは、こうしたハイスペックな装備を備えつつ、A-LineのATはイージードライブで楽しめるなど、様々なシーンで活躍できる一台に仕上がっています。
2010年と言えば、ちょうどスバルが「Confidence in Motion」をキャッチフレーズにし始めたころです。
このキャッチフレーズに込められた、「積極的な革新」を体現した一台と言えるかもしれませんね。
以上、WRX STI tS 2010年モデルについて、参考になれば幸いです。